奥村恵美子、上島益之、石丸信明 | 2009 | 7 | DVD

大阪・ハンブルグ姉妹都市20周年！
伝統と現代性が並存する都市大阪。『住と生』『消費と文化』というテーマを捕らえた映像エッセイをご覧ください。

大阪天神橋商店街は、600の店が軒を並べる全長2,6kmの日本最長の商店街。その起源は17～18世紀にさかのぼり、当時、日本の物流で主要な役割を果たした「天満青物市場」を中心として発達した。建築家、石丸信明氏は、商店街に隣接する居住空間を構想、その建築様式をショッピングモールの禅として、映像に収めた。
天神橋商店街は、商店街の経済性に伝統とバリアフリーを共存させ、商店街全体の雰囲気に様々な印象が織り込まれている。個々の構成要素の並存は人を不思議な気持ちにさせ、伝統と近代性の比較に目を向けさせられる。石丸氏によると、この並存性が日本人にとって、過去とその持つ意味、そして未来における都市との付き合い方の実例になるという。また、同時に、現代に生きる私たちの生活様式がどうあるか、どうあり得るか、彼はその草案を呈示してくれます。