純喫茶磯辺

純喫茶磯辺

吉田恵輔 | 2008年 | 113分 | 35mm

高校生のひとり娘・咲子(仲里依紗)と公営団地で暮らしている水道工員の磯辺裕次郎(宮迫博之)。急死した父が遺した多額の遺産を手にした裕次郎は仕事を辞め、何の計画性もなく「女にモテたいから」という不純な動機で“純喫茶磯辺”をオープン。だが、お客の入りはさっぱり。そんなダメ親父の行動に呆れながらも、放っておけない性格の咲子は夏休みの間、店を手伝う事になる。そんな時、バイトを探していた素子(麻生久美子)が来店、裕次郎はそれまでいたバイトをクビにしてしまう。状況は一転。店内は素子目当ての一風変わった客たちが集まるようになる。一方、素子への下心が見え見えな裕次郎とまんざらでもない素子の行動に、咲子は苛立を募らせるばかり。そんな中、常連客に小説家の安田が加わり、店内で新作を執筆しているという彼の姿に咲子は次第に惹かれていく。今度は裕次郎がそんな咲子を気に入らない様子。新たな青春を走り始めたダメ親父と、初恋に目覚めたしっかり者の娘、そして癖のある常連客による傑作コメディ。

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独特の世界観を醸し出す吉田恵輔監督は、塚本晋也監督作品「六月の蛇」、「ヴィタール」、「悪夢探偵」等の作品で照明を担当。一方で学生時代より、監督として自主製作で作品を撮り続けており、2007年には初の劇場用映画「机のなかみ」が完成。個性的な登場人物、巧みな脚本構成力、キャラクターたちの心の機微を描いた繊細な演出が、公開前から業界関係者より絶大な支持を受ける。本作「純喫茶磯辺」の小説版を自ら執筆するなど多様な才能を発揮。30代の次世代を担う監督の一人として注目されている。

公式サイト | Movie-Eye Entertainment

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