山岸謙太郎、石田肇 | ２００７年 | ９３分 | ３５ｍｍ

近未来。医療技術の発達により人類の寿命はさらに延び続けていたが、その一方でアルツハイマーをはじめとする神経変性疾患の増加が地球規模で問題となっていた。それら脳障害問題に対応すべく、脳医療企業「レムコーポレーション」は、人間の記憶をデータ化し、保存する技術を発表した。その技術の基幹となるのは、5年前に謎の死を遂げたリーサ・グレツキー博士（太田美恵）の技術だった。多額の懸賞金が掛かった彼女の記憶データを盗もうとする二人の男、驚異的な身体能力を持つ泥棒タロウ（正木蒼二）とレムの元研究員スラッシュ（木村有）。
果たして彼女の記憶データを盗み出すことが出来るのか。

記憶保存社会の未来とは･･･

近未来を舞台に、1人の女性の記憶を巡りさまざまな思惑が交錯する本格SFアクション。2人の若手監督、山岸謙太郎と石田肇が総制作費300万円という低予算ながら、これまでの自主映画の常識を覆すエンターテインメント性にあふれる世界を構築した。随所にわなを張り巡らせたスリリングな展開のストーリーや、VFXを駆使した迫力のアクションやビジュアルセンスに注目。

公式サイト | Project Yamaken