幼いころに両親を亡くし、孤独に生きてきたアキラ。彼は、父親代わりで、彼の働く工場の社長でもある木下から受けた性的虐待がトラウマとなり、いまだに人を愛することができない。工場の外では一回数万円で刑事の福田の相手をしてもいる。地味できつい労働、ろくでもないプライベート。彼の中にはやり場のない鬱屈がたまっていく。そんな彼の前に、女神のごとく現れた香里。何も言わずに優しく自分を受け入れてくれる彼女に惹かれアキラは次第に心を開いていくが・・・。

伝説の『追悼のざわめき』から23年。松井良彦監督が沈黙を破り、〈異形のラブストーリー〉を展開。

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